奥さまの
お財布救援隊!花にまつわることわざで“夫婦の極意”を学ぶ

の目を楽しませてくれる花ですが、その陰には思わぬこぼれ話や逸話が隠されていることがあります。花にまつわることわざが多いのも、花の風情や特徴がものの例えによく合うからでしょうか。まるで、単純なストーリーなのに人生の教訓がつまっているイソップ童話のようですよ。

 

(アザミ)の花も一盛り

「棘のあるアザミでも、繊細な花をつける美しい花盛りがある」から転じて、「顔形がそれほど美しくない人でも、年頃になればそれなりに魅力がでる」という意味です。「蕎麦(そば)の花も一盛り」とか「鬼も十八、番茶も出花」と同じような意味ですね。現代では女性のことを指すことわざとして有名ですが、もともとは男女の区別なく使ったそうです。“美醜”がからむ言葉は、どうして女性に使うことが多いのでしょうね? ひょっとして、「女性には美しくあってほしい」という男性の密かな願望の表れかもしれません。

 

は三日見ぬ間の桜かな

もともとは、江戸の俳諧師(はいかいし)として有名な雪中庵蓼太(せっちゅうあんりょうた)が詠んだ「世の中は三日見ぬ間《に》桜かな」の句が、「……三日見ぬ間《の》桜かな」ということわざになったそうです。世の中の変化は激しく、三日見ない間に桜の花が咲き、ま

た散ってしまう。何事も移り変わりが激しいものだという意味です。諸行無常の響きあり、といったところでしょうか。桜を使ったことわざが多いのは、爛漫に咲き誇る花の姿とは対照的にあっけなく散ってしまう様子が、人の心に何かを訴えかけるのでしょうね。「花七日」も同じような意味のことわざです。何事につけ、盛りの時期はほんのわずか。ライブドア株を買った知人がしみじみとこぼしておりました。

 

木(幹)に勝るうら木無し

「幹よりも素晴らしい枝はない」ということから、「どんなにいろいろと比べてみても、初めに選んだものが一番いい」という意味です。このことわざは、おもに夫婦関係に使われるそうですが、“比べる”には二つの意味があるように思います。一つは、言葉通り「他の誰かと比べる」。もう一つは、相手を見て「結婚当初と今を比べる」。新婚当時はあんなにやさしかったのに……と思うこともあるでしょうが、昔があって今があるのですから、細かい枝葉に気をとられず幹を見ていくとしましょうか。時には片目をつぶって……ね(笑)。