少しずつ秋の気配を感じるこの頃ですが、日中はまだまだ残暑が続き、季節の変わり目は洋服選びにひと苦労です。おしゃれを楽しみたくても残暑に負けて、ついカットソーとデニムなどの単調なコーディネートですませてしまうことも多いでしょう。そんなとき、おしゃれのアクセントとして取り入れたいのがアクセサリーです。特に、首もとから胸もとにかけての縦ラインを意識すると今年らしさを演出できそうです。

　今年の夏は大ぶりのネックレスが目立ちました。中でも、ターコイズ、珊瑚、ウッド、貝がらなどの素材を組み合わせたエスニックテイストのネックレスを二重、三重に重ねづけするのが流行りでしたが、秋に向かう季節には少し重たいかもしれません。これからオススメなのは華奢（きゃしゃ）で繊細なタイプの重ねづけ。たとえば、今年注目の半貴石（アメジスト、トルマリン、ト

パーズ、アクアマリンなど）をつなぎ合わせたロングネックレスにパールを合わせたり、カジュアルなビーズネックレスに同じくパールを合わせたりと、異素材の組み合わせの面白さを楽しんでみるのはいかがでしょう。秋らしい色合いの半貴石やビーズを選べば、アクセサリーで季節を先取りできそうです。

　また、首もとにはごつめのチョーカータイプを、胸もとには華奢なロングネックレスを２本くらい重ねづけするような大胆なコーディネートは、まさに今年風。組み合わせは大胆でも、全体の色味を統一させることでシックにまとまりますよ。

　アクセサリーを重ねづけするときは無地のシンプルなトップスを選ぶことがポイントです。サマーニットなら大人っぽく仕上がり、チュニックブラウスならいまどきのカジュアルスタイルを楽しめそう。少し深めのＶネックは、首もとのネックレスをきれいに見せてくれます。